病室(個室)

急性期病棟では個室を採用し、患者のプライバシーを確保し、患者の尊厳を守ろうという傾向があります。
個室化の利点は次のようなことが挙げられます。
 

①感染防止に有効

個室での隔離は院内感染防止に有効です。
 

②患者の急変時の対応がしやすい

他の患者への影響なしに処置が行えます。
 

③医療介護の処置が行いやすい

排泄や医療行為が行いやすくなります。
 

④患者家族の精神的安心感

相部屋によるストレスがなく患者家族が気兼ねなく行動できます。
 

⑤ベッドコントロールがしやすい

備品補修や維持管理もしやすく、医療科、性別、年齢に関係なくベッドコントロールができます。
 


逆にデメリットとしては以下の点が挙げられます。
 
①患者観察が非効率的
 
②採算性の問題
無料個室は経営を圧迫します。
 
③長期在院患者のストレス
長期在院の患者には精神的にストレスを感じる患者もでてきます。
 
④密室での医療従事者へのハラスメントの危険
 

■事例

<一般個室> <重症個室>
個室10004.png 個室20007.png


<個室のレイアウトいろいろ>

・Aタイプ  ・Bタイプ
個室30005.png 個室40006.png

面積:17.5㎡

間口: 3.2m

奥行: 6.7m

面積:22.6㎡

間口: 3.6m

奥行: 6.3m


 

病院設計のポイントはこちらから

1.ハイブリッド手術室.jpg 2.ICU.jpg 3.臨床検査室.jpg
4.病室(個室).jpg 5.病室(多床).jpg 6.リハビリ.jpg
7.救急治療.jpg 8.透析.jpg 9.進化手術室.jpg


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